ドナルド・トランプ米大統領の弾劾裁判が21日に始まり、議員らが裁判の進め方を巡り激しく対立した。新たな制限が設けられる中、議員らは今後数日間続く論争や長い夜に備えた。21年前に行われたビル・クリントン大統領の弾劾裁判にも参加したジム・インホフ上院議員(共和、オクラホマ州)は、「みじめな気持ちになる」と述べた。ミッチ・マコネル上院院内総務(共和、ケンタッキー州)が提示した規定では、弁論は夜まで続く可能性もある。85歳のインホフ氏など80代の上院議員5人は、その体力を試されることになる。マコネル氏は民主党議員や一部共和党議員からの苦情を受け、検察官役の弾劾マネジャーとホワイトハウス側の弁護団の弁論を1日12時間ではなく8時間とすることに同意。だが深夜に弁論が開かれる可能性はまだ残っている。