米大統領選が行われた年のこれまでの傾向に基づけば、2020年はヘルスケアやIT(情報技術)銘柄が苦戦する一方で、SP500種指数は順調に推移しそうだ。ダウ・ジョーンズ・マーケット・データが1928年までさかのぼり、米大統領選が実施された年の株式パフォーマンスをセクター別に調査したところ、SP500種数ではヘルスケアおよびIT銘柄が4年間のサイクルの中で最も低迷することが分かった。市場全体は、大統領選が行われる前年に最も良いパフォーマンスを見せていた。ハリス・フィナンシャル・グループのマネジングパートナー、ジェイミー・コックス氏は、貿易合意を巡るこのところの進展や好調な経済情勢が株式の見通しを支えていると指摘。「今年は1年を通して市場がかなりの好調を維持できるよう、状況が整えられるだろう」とした。