ファーウェイ
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 世界はテクノロジーの分野では長年、統合に向けて進んできた。ところが今では「VHS対ベータマックス」のような二極化の時代に逆戻りしつつある。そして現代の二極化がもたらす結果は過去に比べてはるかに重大だ。

 世界の2大大国である米国と中国はそれぞれが互いに相容れないシステムを保有する世界に向かっている。

 米中間に生じた亀裂にテクノロジー業界の大手は警戒感を募らせ、マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏やアリババ・グループ・ホールディング(阿里巴巴集団)創業者の馬雲(ジャック・マー)氏らは、双方にとって望ましくない結果を生むと指摘した。両国が今月、第1段階の貿易合意に署名したことで、経済をめぐる幅広い短期的な懸念は緩和したかもしれない。だが、両国の不信感が根深いことを考えると、今後10年、テクノロジーの溝は広がる一方だろう。