【ワシントン】米国務省は23日、観光ビザ(査証)による外国人妊婦の入国を制限する新規則を発表した。米国で出産して子どもの市民権を得ようとする「出産ツーリズム」を取り締まる狙いだ。24日から施行される。  新規則は在外公館に対し、市民権目当ての出産旅行が疑われる妊婦への観光ビザの発給を禁じる。観光ビザを申請した妊婦は、米国への渡航目的が出産でないことを証明しなくてはならない。  ただ観光ビザの有効期限は通常10年で、この規則の効果は薄そうだ。 。