大学卒業後、ようやく就職できた会社で上司からパワハラを受けて傷つけられて以来、実家で長期の引きこもり状態だった40代男性は、働いていなかった「空白の履歴」のために求職することができず、OSDに相談するため、自ら交通費を出して上京した。そこで、馬場代表理事が、引きこもりだったことを理解して無理なく働ける環境を保障してくれる雇用主の元に連れて行ったところ、就職が決まった。

「8050問題」が深刻化するなか
地方のニーズに応えたい

OSDの講習会

 20年引きこもっていたという別の男性は、もともと同サロンに通っていた母親に連れられ、入り口のところで部屋に入らずに引き返すことを繰り返しながら、やって来た。母親の楽しそうな雰囲気が伝わったのではないかという。

「今後、8050問題の深刻さがより顕在化している地方からの強いニーズに応えるため、OSDの情報やノウハウを伝えるイベントなどのキャラバンも、家族会や色々な方と連携しながら企画を検討しているところです」(馬場代表理事)

 寄付金の目標額は100万円。募集の締め切りは3月10日まで。

※この記事や引きこもり問題に関する情報や感想をお持ちの方、また、「こういうきっかけが欲しい」「こういう情報を知りたい」「こんなことを取材してほしい」といったリクエストがあれば、下記までお寄せください。

Otonahiki@gmail.com(送信の際は「@」を半角の「@」に変換してお送りください)

 なお、毎日、当事者の方を中心に数多くのメールを頂いています。本業の合間に返信させて頂くことが難しい状況になっておりますが、メールにはすべて目を通させて頂いています。また、いきなり記事の感想を書かれる方もいらっしゃるのですが、どの記事を読んでの感想なのか、タイトルも明記してくださると助かります。

(ジャーナリスト 池上正樹)