中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスへの感染が急速に広がる中、企業や政府、学校は感染拡大を食い止めようと大急ぎで対策を講じている。公衆衛生当局が世界規模で封じ込めの実験を行っているかのようだ。  米国では一部の企業や大学が新型コロナウイルスの発生源や中国本土から最近帰国した人に2週間の自宅待機を指示している。先月31日には米国政府も過去14日以内に中国渡航歴のある外国人の入国拒否と、武漢を含む湖北省から帰国した米国市民に対する最大2週間の隔離措置を発表した。  デルタ航空やアメリカン航空グループなど主要航空会社は中国本土へのフライトを全便運休すると発表した。