ドナルド・トランプ米大統領にとって3回目となった一般教書演説は、弾劾裁判をやり過ごし、大統領選への基調を定めようと模索している時期とあって、経済や国家安全保障、移民というおなじみのメッセージが中心だった。だがこの夜に目立ったのは、同氏が意図的に言及しなかったトピックを巡る激しい党派分裂だった。以下は演説の主なポイント。誰が弾劾?誰が弾劾?共和党が支配する上院での投票で翌日に無罪評決が予想されるなか、トランプ氏は弾劾プロセスよりも自身の功績に演説の焦点を置こうとした。ただ、トランプ氏は演説で気高いトーンを狙ったものの、それを続けることはなさそうだ。大統領選の集会では弾劾を「魔女狩り」「でっちあげ」などとあざ笑っている。