米グーグルの持ち株会社アルファベットが、YouTubeとグーグルクラウドの売上高を初めて公表した。YouTubeの売上高は151億ドル、グーグルクラウドは89億ドルで、いずれも年30%以上の成長率を誇るお化け事業だ。ただ、成長への投資のため、従業員数もこの1年で20%増加し、11.9万人に。高収益体質を維持できるかが次の課題になりそうだ。(ダイヤモンド編集部 大矢博之)
初公開のYouTubeの売上高は151億ドル
サブスクの有料会員も2000万人に
「新しい二つの成長分野に、本当に満足している」――。
2月3日(現地時間)、米グーグルの持ち株会社アルファベットのサンダー・ピチャイCEO(最高経営責任者)は、2019年12月期決算を説明する電話会議で声を弾ませながら二つの事業に言及した。動画配信サービス「YouTube」と、企業向けにクラウドサービスを提供する「グーグルクラウド」だ。