米連邦議会議事堂の威厳あるドームは150年前に完成して以来、多くの劇的シーンの舞台になってきた。しかし、ごく最近、このドームが無言の目撃者となった出来事は、わずか数週間に一生分が詰め込まれたようなドラマだった。内容を見てみよう。大統領の弾劾訴追。怒りに満ちたものとなった米国史上わずか3回目となる上院の弾劾裁判。そして大統領の一般教書演説では、下院議長が衆人環視の中で演説原稿を破り捨てた。弾劾裁判の評決では、共和党の上院議員(ミット・ロムニー氏)が、同じ党に属する大統領の有罪に投票するという前例のない決断を感情的な態度で表明した。そして最後に、大統領の無罪がはっきりと宣言された。
トランプ氏弾劾裁判が終結、分断は継続か
共和党と民主党の根深い対立は長期間固定化されるかもしれない
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