ドナルド・トランプ米大統領の長年の盟友で共和党系ロビイストのロジャー・ストーン被告について、米司法省が当初の求刑より短い刑期を求める決定をしたことを受け、同省の検察官4人が11日に辞任した。この一件は、公務員の在り方を巡る永遠の課題を提起している。公務員は、米国民に選挙で選ばれた大統領の部下である自分の上司の言うことを聞くべきなのか、あるいは自らの判断力を働かせるべきなのか。検察官をはじめとする役人は、公証人の例に倣うべきだ。ニューヨーク州の新任の公証人として、筆者は個人的な信念を脇に置く公証人の美徳をここに称賛する。この政治的分断の時代において、公務員はどうすれば市民の信頼を維持できるかを公証人は示している。
【寄稿】トランプ氏盟友の裁判、公証人を見習え
公務員は政治的判断を避けるべきだ
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