モバイル陣営と比べて
楽天スーパーポイントはおトクか

 共通ポイントといえば、無視できないのは楽天スーパーポイントだ。年間発行数は3200億ポイント。「小さな国の通貨発行額くらいでは」とは楽天・三木谷会長の弁だが、日本随一のデジタル通貨といっていいだろう。

 ただし現時点では、スマホ決済の楽天ペイを選ぶべきかどうかは微妙なところだ。筆者の思う「スマホ決済でトクする」とは、今持っているポイントを支払いに活用することにより、現金を節約できるという意味だ。何もしなくてもポイントが自動付与されるキャリア系が強いと思うゆえんだ。

 それと比較すれば、楽天ペイはやはり楽天ユーザー以外のメリットは薄い。むろん、楽天のサービスを広く利用し、楽天カードをメインで使い、楽天Edyも持っているという人なら、キャリア系アプリの代わりに楽天ペイを入れるべきだろう。楽天カードを決済元に指定すればプラス1%となるし、Edyで還元されたポイント(200円に付き1ポイント)も支払いに使える。

 また2020年春には楽天ペイアプリで発行したSuicaにチャージできるようになり、その金額に対してもポイントがつくことになる。楽天スーパーポイントを支払いの原資にできるので、十分メリットがある。

 4月からスタートするモバイルでも、楽天スーパーポイントは当然付与されるだろうから、モバイルのユーザーであれば楽天ペイ一択でもいい。

 体力勝負のキャンペーン合戦が一段落すれば、「その先もいかに使い続けてもらうか」が勝負になる。そこで存在感を増すのが、通信キャリアではないか。今後もスマホ決済を続けるなら、自分が使っているサービスを基軸に考えたほうが、結果として節約にもつながるだろう。

(消費経済ジャーナリスト 松崎のり子)