新型コロナウイルスの集団感染が発生し横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船していた米国人の乗客数百人を乗せた米政府チャーター機が17日、米国に到着した。陽性反応が出ていた14人も直前になり、同乗を認められた。一方、ダイヤモンド・プリンセス号の感染者は当初の乗客・乗員の約8分の1にあたる454人に増加。長期にわたる隔離に適さない狭い空間に感染の可能性がある乗客らをとどめたことで、日本政府が状況を悪化させたとする疑問の声が広がっている。米政府が準備した2機の貨物機のうち1機はカリフォルニア州サクラメントに近いトラビス空軍基地に、もう1機はテキサス州のラックランド空軍基地に着陸。ウイルスの陽性反応が出ていた10人とその一部配偶者はネブラスカ州オマハに移動し、ネブラスカ大学で監視下に置かれている。国務省当局者らによれば、残りの患者らはトラビス空軍基地近くの病院に運ばれた。
クルーズ船の米乗客、チャーター機で本土到着
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