米大統領選で民主党の指名を争っている候補者らは、党員集会を控えたネバダ州に集結している。同州での結果次第ではトップに立つバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)がその勢いを維持できるか、あるいは中道派が同氏以外の候補者支持で一致できるかが示される可能性もある。19日夜にラスベガスで開かれる討論会には、前ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏が初参戦する可能性もある。同氏はスーパーチューズデー(予備選が集中する3月3日)に向け、4億ドル(約440億円)以上を選挙陣営に投入している。民主党予備選ではアイオワ州党員集会とニューハンプシャー州予備選挙を経て、現在はサンダース氏とインディアナ州サウスベンドのピート・ブティジェッジ前市長が有力候補に躍り出ている。だが22日に党員集会が行われるネバダ州はラテン系有権者が多く、その後も多くの黒人有権者を抱える初の州としてサウスカロライナ州での予備選挙も控えているため、両氏は多様な有権者にアピールできるか試されることになる。