『HOW FINANCE WORKS ハーバード・ビジネス・スクール ファイナンス講座』は、ハーバード・ビジネス・スクールの人気教授が書いた教科書ですが、MBAのための分厚く難解な専門書ではありません。MBAのようなファイナンスのプロを目指す人のためのというよりは、入門者でも読める内容になっているところが特徴といえます。お金を払えばだれでも受講可能なハーバード・ビジネス・スクールのオンライン講義をもとに、つくられている入門書です。

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著者;ハーバード大学 ミヒル・A・デサイ教授からのメッセージ

ビジネスの公用語としてのファイナンスを学ぼう!

多くの人は、ファイナンスというとミステリアスな恐ろしいものと思うようだ。残念なことだが、それも仕方がないだろう。ファイナンスの世界の人は、よそ者が怖じ気づくように、自分たちのしていることを隠したがるからだ。

でも、あなたがキャリアアップを望むのなら、ファイナンスに深く関わる必要がある。

ファイナンスはビジネスの公用語であり、経済の生命線であり、ますます資本主義を支配するものとなってきている。だから、ファイナンスを無視したまま、思慮深そうな面持ちでうなずいて会議を乗り切ろうとしても、それはまずできない相談となっている。

ありがたいことに、ファイナンスの識見は、表計算を使ったモデルやデリバティブの価格決定などの複雑な理屈をマスターしなくても、学ぶことができる。

本書の目的は、ファイナンスの最も肝要なところを説明して、ファイナンスは恐ろしいなどと二度と思わないようになってもらうことだ。

ファイナンスの勘所を身につけても、金融工学の専門家にはなれない。そういう専門家は、もう十分すぎるくらいいる。

しかしファイナンスの勘所を知っていれば、それはこれから一生、財務の問題に自信と好奇心を持って臨むための基盤となる。

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■超有名企業の最新の財務データに基づいたファイナンスの教科書
こんな入門書はこれまでなかった!

100社におよぶ実在する有名企業が登場します!

【本書に登場する企業名】
アップル、アブビー、アマゾン、アムジェン、インスタグラム、インテル、ウエグマン、ウォルグリーン、ウォルマート、エアバス、エイボン、エレクトリック・アイルランド、エレクトロニック・アーツ、エンロン、オートノミー、オラクル、カリフォルニア州公務員年金基金(カルパース)、ガルフストリーム、キャタピラ、グーグル(アルファベット)、クローガー、コーニング・グラス、コカ・コーラ、コストコ、コムキャスト、サウスイースタン・アセット・マネジメント、サウスウエスト航空、シェイクシャック、シティグループ、シャープ、シルバー・レーク、スコーピア・キャピタル、スターバックス、、ステープルス、スナップチャット、スピリット航空システム、セールスフォース・ドットコム、タイム・ワーナー、タタ・モーターズ、ツイッター、ディズニー、ティンバーランド、テスラ、デューク・エネルギー、デル、トップス・フレンドリー・マーケット、トラクトベル、トリップアドバイザー、ナイキ、ニューコア、ニューヨークタイムズ、ネクストラ・エネルギー・リソース、ネットフリックス、ノードストローム、バークシャー・ハサウェイ、ハーゲンダッツ、バーバリー、バーンズ&ノーブル、バイオジェン、ハイネケン、ヒューレット・パッカード、ファイザー、フードライオン、フェイスブック、フェムサ、フォードモーター、フォルクスワーゲン、ブラックストーン、ブラックベリー、べカルト、ペプシコ、ボーイング、ホーム・デポ、ボストン コンサルティング グループ、マイクロソフト、マイケルズ、マクドナルド、マッキンゼー、メルク、モルガン・スタンレー、ヤム! ブランズ、リーマン・ブラザーズ、リオ・ティント・グループ、リンクトイン、レノボ、ロイヤル・アホールド、ワールドコム、ワッツアップ、鴻海精密工業(フォックスコン・テクノロジー)、鴻海シャープ、AIG、AOL、eベイ、ITT、IBM、JCペニー、LGディスプレイ、UPS(社名だけが登場する会社を含みます)

■経済・金融ニュースと結び付けてファイナンスを学べる!

読者が関心を持てる有名企業のファイナンスの事例が豊富になっているところが最大の魅力です(従来の教科書の財務データは、架空の起業のものになっています)。

各社の折々の意思決定の動きと、実際の財務データを検討し、そこから見えてくるファイナンスの論理を読み解いていきます。

『HOW FINANCE WORKS ハーバード・ビジネス・スクール ファイナンス講座』
ミヒル・A・デサイ著/斎藤聖美訳
定価(本体2,200円+税)
ダイヤモンド社刊