マネーロンダリング(資金洗浄)対策法の国際的な基準を設定する「金融活動作業部会(FATF)」は、イランを制裁リストに加える。21日の会合で決定される見通しで、欧州も歩調を合わせている。米国とその同盟国の当局者が明らかにした。  FATFは、イランとの金融取引を厳格な監視下に置くほか、減少はしているもののまだ見られるイランと取引関係にある銀行や企業に対し、関係を絶つよう圧力を強める。  同当局者らによると、欧州当局はこの数週間、イランの金融システムに新たな厳しい制裁措置を科すというFATFの意向を支持すると米国務省に伝えていた。