米大統領選で民主党候補の指名獲得を目指していたエーミー・クロブシャー上院議員(ミネソタ州)が2日、指名争いから撤退した。ドナルド・トランプ大統領を打ち負かす最善の候補だと主張してきたが、民主党の有権者を説得することができなかった。クロブシャー氏はアイオワ州での選挙運動に力を入れ、99の郡全てを訪問。党員集会では5位だったが、事前の世論調査を上回る支持率を集めた。ニューハンプシャー州での討論会でも健闘し、同州予備選で予想外の3位に食い込んだ。だが、党内中道派の首位に立つことはできず、ニューハンプシャー州ではインディアナ州サウスベンド市のピート・ブティジェッジ前市長が中道派の圧倒的支持を集めた。ネバダ、サウスカロライナ両州に加え、3月に予備選を控える複数州で非白人層はカギを握る有権者となっているが、クロブシャー氏は非白人層の支持率も伸び悩んでいた。
クロブシャー氏、民主党の指名争いから撤退 米大統領選
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