植物由来のたんぱく質を使った「植物肉」市場へのスタートアップ企業や大手食品会社の参入が相次ぐ中、シェア確保を目指す各社の価格競争が激しさを増している。  植物肉を使った商品は、米インポッシブル・フーズなどのスタートアップ企業が消費者の掘り起こしに貢献している。同社は3日、卸売価格を15%値下げしたと発表した。スイスのネスレや豚肉販売の米スミスフィールド・フーズ、穀物メジャーの米カーギル、食品流通の米シスコ・コープなどの大手は、肉を使用しないパティを自社で投入する計画を発表しており、インポッシブルなどのスタートアップ企業より価格を抑えた商品も検討している。