従業員の「やりがい」を軽視すれば
業績アップは見込めない

●オフィスの整備、工夫
 職場環境の改善にもつながる方法だが、コミュニケーションの活性化を重視したオフィス作りがポイントになる。

「個人のデスクを仕切るパーテーションをなくして上司に話しかけやすい雰囲気を出したり、フリーアドレスにしてさまざまなメンバーの隣に管理職が座れるように工夫したりする企業もありますね。新たな制度やITを導入してコミュニケーションを促進するのが目的です」

 また、オンライン上でカードを送り合えるサービスも登場している。たとえば、オウケイウェイヴでは、“感謝の気持ち”を表すデジタルグリーティングカードを従業員同士で送り合えるシステム「OKWAVE GRATICA」を開発し、自社だけでなく、他社への無償提供も実施。導入企業は、メンバー同士で感謝の気持ちを伝えやすくなり、同社の従業員満足度がアップしたという。

「働きやすい環境が整っても、従業員が『やりがい』を感じられない状況では、個人の能力を十分発揮するのは難しく、企業成長のための業績アップは見込めません。企業が従業員の『やりがい』にも目を向けられるかどうかが、働き方改革成功のカギを握っているかもしれませんね」

 職場環境を整えるのは大前提。さらに上を目指すなら、従業員の“やりがい”もきちんと満たす、本当の働き方改革を行う必要がありそうだ。