米大統領選に向けた民主党の予備選が集中した3日の「スーパーチューズデー」は、ジョー・バイデン前副大統領が多くの州で勝利を収めた。一方、バーニー・サンダース上院議員(バーモント州)はカリフォルニア州を制し、大統領選の党候補選選びは実質的に候補2人の勝負に絞り込まれた。今後の予備選を通して激しい闘いが続きそうだ。バイデン氏と候補指名を争ってきた中道派の対抗馬は1人、また1人と撤退し、バイデン氏の支持に回った。4日にはマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長も選挙戦からの撤退とバイデン氏支持を表明した。ブルームバーグ氏は多額の個人資金を投じたが、目立った勝利につなげることはできなかった。エリザベス・ウォーレン上院議員は地元のマサチューセッツ州で3位に甘んじ、4日時点では今後について検討している、と同氏の選対本部長は述べた。
バイデン氏対サンダース氏、中道・左派一騎打ちへ
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