【ワシントン】ホワイトハウス当局者は、ドナルド・トランプ米大統領がフロリダから戻る9日午後に高官による会合を開催し、新型コロナウイルス感染拡大を受けた経済対策を協議する方針だ。政権高官2人が明らかにした。  感染拡大による経済的な打撃を緩和するため、有給での病欠取得が可能な対象労働者の拡大や一部企業に対する納税の延期などの支援策が候補として挙がっており、会合でトランプ氏に提示される見通しだという。  高官の1人は、自宅待機を余儀なくされた労働者への賃金払いが滞る事態が特に懸念されており、政権としてこうした労働者を支援する最も有効な方法を検討していくと述べた。