世の中をWIN WINの
関係で結ぶのが投資

 今の世の中もざっとこんな風に、借金と誰かが投資したお金でできています。どんな企業も、銀行や投資家からお金を借りて、お店を作ったり、工場を建てたりします。そこには、仕事ができるので、げんさんのお店を手伝った近所の奥さんみたいに、雇用が生まれ、また新しいサービスや商品が生まれます。

 げんさんもご隠居さんに借金しましたね。ご隠居さんだけでなく、もっと多くの人たちに応援してもらいたい!日本中に「げんさん天ぷらそばの店」を出したい!と思ったら、株券を発行し、みんなにお金を出してもらうのです。

 ご隠居さんは、げんさんからお礼に天ぷらそばをごちそうになりました、これは株でいうところの株主優待です。こんな風にご隠居さんが、げんさんに貸したお金は、みんなのしあわせにつながっているのです。

 わたしたちの投資も同じです。投資は、誰かの役に立ち、最終的には自分達が住んでいる世の中が、安心、安全、便利になるように役立てられます。もし、ご隠居さんが、げんさんにお金を貸さず、長屋の金庫にずっと隠していたらどうでしょう?げんさんのお店の売り上げは頭打ち。近所の奥さんたちがパートで働くこともありませんでした。貯金だけしている、タンス預金だけしているのは、こんな状況と同じで世の中にお金が回らないとなかなか景気がよくならないのです。

 投資をするということは、悪代官になることではなく、安心、安全、便利な未来を作ることなんですね。だから、すごくいいことなんです。


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