ソフトバンクグループが米シェアオフィス大手ウィーワークへの救済策の一部から手を引こうとしていることに対し、ウィーワークの一部の取締役は対抗する用意をしている。ウィーワークが新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による影響に立ち向かっているさなかに、激しい内部対立に発展する可能性があることを予感させる。ソフトバンクがウィーワークの株主と従業員から最大30億ドル(約3320億円)相当の同社株を買い取るとした取り決めから手を引くことを示唆したため、ウィーワークの独立取締役はここ数日、法的な救済策など複数の選択肢を検討してきた。