――筆者のウォルター・ラッセル・ミードは「グローバルビュー」欄担当コラムニスト ***  ドナルド・トランプ米大統領の批判勢力にとって、予想外のことが起きている。最新のギャラップ社の世論調査では、同氏の全般的支持率は49%、新型コロナウイルス流行への対応に関する支持率は60%となった。国内各地が封鎖され、株式市場で歴史的なメルトダウンが起きたにもかかわらず、トランプ大統領に対する有権者の評価は改善しているのだ。この前例のない危機の今後の展開次第で評価は変わるかもしれない。