シリコンバレーのハイテクエキスパートが新型コロナウイルスとの戦いに動き出した。感染予測モデルの構築から高齢者向けサービス、医療機器製造まであらゆるプロジェクトに取り組んでいる。しかし、臨機応変なイノベーション(技術革新)にたけた業界人材を急速に変化する感染のパンデミック(世界的大流行)にどう効果的に適用するかや、米国の「創造的破壊の源泉」が過去数十年で最大の社会的危機に主要な貢献ができるのかはまだ分からない。新型コロナウイルスが欧州で猛威を振るい、米国で拡散し続ける中、IT(情報技術)業界では数千人のボランティアが急きょ組まれた何百件ものプロジェクトに加わり始めている。その多くはサンフランシスコ・ベイエリアに集中している。同地区は米国でいち早く封鎖措置が取られたため、大勢の有能なIT人材にコロナウイルス関連のプロジェクトを思い付く余分な時間ができることになった。
新型コロナ、IT業界の次なる「破壊目標」に
シリコンバレーにテクノロジーを駆使して感染拡大に対抗する機運
有料会員限定
あなたにおすすめ