パンデミック(感染症の世界的大流行)を受けて買い物、動画配信、テレワーク、遠隔医療などのためインターネットを利用する米国民が増える中、ブロードバンドの需要が急拡大している。こうした状況下で、インターネットが十分な機能を保っているのは朗報だ。そして現在、米連邦通信委員会(FCC)のアジト・パイ委員長は、米全土でWi-Fi(ワイファイ)の利便性を高める方策を導入しようとしている。パイ氏は1日、ミッドバンドの6ギガヘルツ(6GHz)周波数帯のうち1200メガヘルツ分を、アンライセンス(免許不要)用途に使用可能とすることを提案した。これにより、Wi-Fiの通信容量は事実上5倍に拡大し、高速化はもちろんのこと、スマート家電などの相互運用可能な第5世代通信規格(5G)機器の利用拡大も可能になり、米国民がネット上でできることが増える。