米ニューヨーク市当局は新型コロナウイルスによる死者数の急増を背景に、対応に追われている火葬場に週7日・24時間の営業を認めた。  ニューヨークでは、既に1日16時間営業している火葬場もある。平時の2倍、ときには3倍の死体を火葬に付しているという。向こう1週間以上の予約が埋まっている業者もいる。  ニューヨーク市は米国の新型コロナの震源地となっており、周辺の葬儀場や墓地は増加の一途をたどる死者への対応に汲々としている。同市では新型コロナ感染症による死者数が1560人を超えた。  犠牲者の急増で、悲嘆に暮れる家族や亡くなった人へのサービスにしわ寄せが出ている。