デリバリーサービス増加で
結局はプラごみが激増

 さらに生活スタイルの変化で、「淘宝網」を始めネットショッピング市場が急拡大し、日常生活品や食材をオンラインで購入し配送してもらったり、食事のデリバリー注文も日本よりも先に一般化したことで、プラスチック包装や容器の消費が増え、結果、プラスチックごみは増え続けている。

 加えて、今年の新型コロナウイルス感染で中国の多くの主要都市では飲食店での店内飲食が禁止され、持ち帰りや配送サービスを利用しないと食事ができない状態となった。まさに死活問題のため、ネットデリバリーアプリへの登録者が激増し、レジ袋も含めたプラスチックごみは、レジ袋有料化後も増加に歯止めがかかっていない。

 中国政府は対策強化に乗り出し、2020年末までにプラスチックストローや袋の廃止(22年末までに全土で実施)を決定している。しかし、この決定をしたのは、新型コロナウイルス感染拡大前の今年1月である。コロナショックで経済が大きく失速している現状で、さらに企業活動へブレーキをかけることになるプラスチック製品全廃政策を予定通り実施するのか、その方針はまだ示されていない。

(筑前サンミゲル/5時から作家塾(R))