
コンビニなどで買い物をしたら、プラスチック製のレジ袋でなく、持参のマイバッグ(袋)に入れて持ち帰る。のどをうるおすときは、プラ製のペットボトルでなく、持参のマイボトル(水筒)で浄化水を飲む――そんな行動が数年のうちに、ごく当たり前になりそうだ。
先月末に大阪で開かれたG20サミット(主要20ヵ国・地域首脳会議)の主要テーマになった、プラスチックごみによる海の汚染を防ぐための取り組みが、私たちの日常を変えていく。
2050年に海洋プラごみ「ゼロ」
輸入禁止で行き場失った日本
いま世界が直面している深刻な環境問題の一つが「海洋プラスチック汚染」だ。
使われたレジ袋やペットボトルが捨てられ、プラスチックごみ(プラごみ、廃プラスチック=廃プラともいう)になり、その一部が海を汚染する。