米大統領選に向けた民主党の指名候補争いで、バーニー・サンダース上院議員が8日朝、撤退する意向をスタッフに伝えた。同氏の陣営が明らかにした。民主党内では、ジョー・バイデン前副大統領を支持する方向で結束が固まりつつあり、サンダース氏が指名を獲得するのは極めて厳しい状況となっていた。サンダース氏はかねて、指名獲得には支持層の拡大が必要との考えを示してきた。これまで開催された予備選・党員集会では、一部で投票率が上昇したものの、票は総じてバイデン氏に流れていた。サンダース氏は若者や最もリベラルな有権者から熱烈な支持を受ける一方で、高齢者や相対的にリベラルではない層から支持を受けるバイデン氏に水をあけられていた。