【武漢】中国指導部や多くの医療専門家は、新型コロナウイルス封じ込めで、徹底的な取り組みの成果を示す模範的な例として武漢を挙げている。
しかし、武漢での戦いはまだ終息にはほど遠く、死者数は公式に認められているよりもはるかに多いことが明確になりつつある。
武漢が3月18日以降に発表した有症状の感染確認者数はわずか3件にとどまる。当局は機能不全に陥っていた現地経済を再生するため、住民への制限を一部緩和。8日には77日間に及ぶ同市の封鎖措置を正式に解除し、健常者の市への出入りを許可した。
しかし、新たに数十人の無症状者の感染が確認されたことを受け、当局はここ数日に一部住宅区域への制限を強化し、その他の区域はこれまで通りとすると述べている。共産党機関紙・人民日報系の健康時報は6日、武漢には無症状の感染者が1万~2万人いる可能性があると報じた。この記事はすぐにサイトから削除された。