新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響で、長年続く米マクドナルドとフランチャイズ店の対立が悪化している。ソーシャルディスタンス(対人距離)確保の措置が打ち出され、同社の売上高や利益は大幅に落ち込む。マクドナルドは感染が確認された従業員や自主的に隔離する従業員がいることを受け、1600人以上いる米国内店舗のオーナーに感染対策を強化するよう要求。一方でフランチャイズ店は経営を続けるため、本社からのさらなる財政援助を求めている。米国では店舗での飲食が大半の地域で提供されなくなったことで、マクドナルドの国内既存店売上高は3月に13%減少。多くの店舗は現在、デリバリーやドライブスルーなどで商品の販売を続けている。