米メディア大手ワーナーメディアは、新ストリーミングサービス「HBOマックス」を5月に開始するにあたり、大ヒットコメディー「フレンズ」の主要キャストが再集結する特別番組の配信を計画していた。だが、制作は間に合わなくなった。さらに、事情に詳しい関係者によると、ケイリー・クオコが主演を務める新ドラマ「フライトアテンダント」も配信が延期された。酔っ払って記憶をなくし、その間に人を殺したのではと自らを疑う客室乗務員の話だ。こちらもHBOマックスの目玉作品になるはずだった。いずれも新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の犠牲者だ。外出制限措置を受けて、ハリウッドでは映画やテレビ番組の撮影が軒並み中止に追い込まれた。「制作は全て中断されている」とワーナーメディアの親会社AT&Tのジョン・スタンキー社長兼最高執行責任者(COO)は述べた。
巣ごもりでストリーミング需要急増、勝ち組は?
外出制限で動画視聴は増加も、撮影中止で供給減少に直面するサービスも
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