検索では見つからない、自分らしいアイデアの種を見つけられる(写真はイメージです) Photo:PIXTA

レビュー

 日常的にインターネットで検索するようになり、「ググる」という言葉が一般化したのは、いつからだろう。私たちは何かにつけて、すぐググってしまう。気になることがあるとき、レポートを書くとき、晩御飯の献立を考えるとき。頭で考えるよりも先にググることすら、既に誰もが経験済みだろう。

 本書『面白い! を生み出す妄想術 だから僕は、ググらない。』は、そんなググり依存の私たちに警鐘を鳴らす……ではなくて、「ググる前に、自分の頭で考えた方が面白いアイデアが浮かぶよ」と、ユルくやさしく提案してくれる一冊である。何かを考えるとき、まずはあれこれ妄想をして、アイデアの種を探る。ググるのはその後だ。

 そもそも「アイデア」とは、まだ存在しない、これから生まれるものだ。一方、検索で得られる情報は、すでにあるもの、過去のもの。問題解決のための新しい方法は、新しく、正解のないものである。これらは検索で見つかるはずはない。自分で作るしかないのだ。

「そうはいっても、すぐググっちゃうんだよね」という人が大半であろう。そこで本書の本領発揮である。誰でもすぐにできるアイデアの種の見つけ方、妄想の方法が山のように登場する。

 まずは紙とペンを用意しよう。5分もあれば、検索では見つからない、自分らしいアイデアの種が目の前にあらわれていることだろう。