イタリア政府は26日、5月4日から経済活動と日常生活を再開させると発表した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)との闘いにおける大きな節目となる。ジュゼッペ・コンテ首相は、産業や各種サービス、社会的接触(人と人との接触)に対するロックダウン(封鎖措置)を段階的に解除するとしながらも、新型コロナが再流行した場合は再び規制を課すとくぎを刺した。「私たち一人一人の責任ある行動が基本だ」とし、仕事や買い物、公共交通機関の利用、葬儀への参列など、あらゆる社会的交流で、他人と1メートル以上の距離を保つ必要があると強調。「これを守らなければ、感染カーブが再び上昇し、死者が増え、経済に回復不能な損害を及ぼすだろう」と述べた。