スバル フォレスター
ラゲージ容量は520リッター(アドバンスは509リッター)に。X-BREAKはドア内張りやラゲージにも撥水素材が用いられている。
スバル フォレスター
先進装備やX-MODEセンターコンソール上部にはマルチファンクションディスプレイを配置する。
スバル フォレスター
センター部にはX-MODEのコントロールを配置。ドライブアシスト機能のSIドライブも装着されている。

 エンジンはガソリン2.5リッターと、ガソリン2.0リッターにモーターアシストをプラスしたハイブリッドユニットe-BOXERを設定しているが、300万円以下で手に入れられるのは2.5リッターに限られ、ベーシックグレードTouringとアクティブテイストをデザインしたX-BREAKのみとなる。

 ベーシックグレードと聞くと装備に不足があるのか…、と思われるかもしれないが、そうではない、いや、むしろそこまで装備しているのか?と驚かされるのが、スバルのグレード展開だ。そのTouringであっても、スバルの運転支援システムであるアイサイトは標準装備だし、フロントだけではなくリアにまでヒーターを備えたシートはファブリックと合成皮革のコンビタイプで、シルバーのステッチ入り。ヘッドランプの光源はLEDとなっているし、左右独立温度調整式フルオートエアコン、アルミホイールも標準としている。そう、チープさは全くと言っていいほどに見当たらない。

 X-BREAKは内外装の加飾のほか、シート地が撥水タイプになり、専用アルミホイールを採用するなど、まさにアクティブに乗りたい人向けの仕立てとなっている。そのほか、Touringでも大型サンルーフを組み合わせ可能なこと、フロントパワーシートを選択できること、さらにはイマドキの装備であるパワーリアゲートも同様にオプションで設定されているのだ。ボトムグレードであっても、人気装備をプラスできる、まさにうれしい装備構成となっている。

スバル フォレスター
X-BREAKは内外装にオレンジのアクセント、アウトドアをイメージした装備を充実させた。全モデルにAWDと呼ばれる4WDを装着、トランスミッションはCVTのリニアトロニックを採用する。

 走りは、スバルらしいスポーティをベースに、SUVたるゆったりとした乗り心地を上手くプラスしている。2.5リッターエンジンは、排気量分のゆとりがあり、個人的にはハイブリッドのe-BOXERよりもフォレスターのキャラクターに見合っていて好印象だ。

 ラフロードの性能は、乗用車ベースのSUVとしては珍しい220mmも確保された最低地上高により優位さをアピールし、X-MODEと呼ばれる走破性を高める専用制御モードも備えている。しかし、本格的クロカンモデルが難なくクリアしていく凹凸の大きなモーグル地形では路面からタイヤが浮かせてしまうなど、届かぬところがあるのも事実。この手のモデルにしてはなかなか走るな、そんな程度に捉えておくといい。

 もちろん、ボディクリアランスが大きく影響しないスノードライブでは、スバルAWD技術がハンドリングと安定性をハイバランス。ドライ路面と変わらぬ、いや、それ以上にドライビングを愉しませてくれる。