中古車9選新車へのこだわりをなくせば、ワンランクどころか2ランク上のカーライフが見えてくる

日本人は「中古嫌い」で大損しているかも!?

 家族構成別にオススメの1台、そして今、注目のクルマをセレクトする不定期連載。今回は、中古車に対象を絞って、いつものとおり「ファミリー」、「カップル」、「シングル」の家族構成別でおすすめを3台ずつ選出した。

 その結果、「予算400万円で新車」だと考えられない高級車がラインナップとなった。さっそく順にフォトギャラリーで見ていこう。

FAMILY~家族向けモデル~SELECT POINT

1.家族で使える車内の広さ
2.多用途で使えるユーティリティ
3.家族を守る安全性能

C6

 シトロエン C6(2005年~2012年):230万円~
 二度と手に入らないクルマを購入できるのも中古車の大きなメリット。生産が終了している上に、今後二度と世に出ないとまで言われる素晴らしいデザインのサルーンがシトロエンのC6である。元々個性的なクルマを得意とするシトロエンが2005年~2012年まで作ったモデルで、新車価格は約700万円という高級車である。先進的すぎたせいか新車販売台数が伸びなかったため、希少性も高く、またそれが理由で中古車価格も上がり気味。こういうクルマでのドライブならどこへいってもドラマチックになることだろう。

エクスプローラー

 フォード エクスプローラー(2012年~2015年):310万円~
 日本では不遇なアメリカ車勢だが、ことSUVに関しては発祥ということもあり魅力的なモデルが多い。シートはフカフカ、ハンドルやアクセルも軽く操作するだけで済むなど、広い国土を走り回るアメリカ人向けの仕様なのでとにかく快適性が高い。中でもお薦めはフォードが2012年から作っていたエクスプローラー。エコブーストと呼ばれる高燃費エンジンを積み、全長5m越えで車内も広々、もちろん3列シートの7人乗りだ。アメリカンプロダクトのデザインを好む人に刺さる見た目、そして中身も大まじめのイチオシSUVである。

ランドクルーザー

 トヨタ ランドクルーザー(2007年~):350万円~
 海外で人気のある国産車を挙げると、かならず名前が挙がる「ランクル」ことランドクルーザー。新車価格は約520万円~となっているが、発売期間が長いことから中古車であれば300万円半ば~後半で購入できてしまう。車内は高級かつ快適で、3列シートで7人乗り。燃費性能は約7km/Lとお世辞にも良いとは言えないが、そこに目をつぶれば海、山などアクティブな遊びを楽しむ家族にとっては最強のファミリカーとなるだろう。ただし、全長は約5mなので、お父さんが専任運転手となる可能性は非常に高いのでご注意を。