米フェイスブックが29日発表した1-3月期(第1四半期)決算は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の中でも力強い伸びを示した。広告料金の低下を利用者の増加が補った。売上高は177億ドル(前年同期は151億ドル)。ファクトセットがまとめたアナリスト予想は173億ドルだった。1-3月期は例年、売上高の最も少ない四半期となっている。純利益は49億ドル。1株利益は1.71ドルと、市場予想の1.74ドルをやや下回ったが、前年同期の0.85ドルを大幅に上回った。前年同期はプライバシー問題を巡る米連邦取引委員会(FTC)との50億ドル(約5330億円)の和解に備えた引当金のため、利益が大幅に落ち込んでいた。