欧州の大半で厳格な都市封鎖措置が敷かれていた3月半ば、ファンやモーターを製造する独イービーエムパプスト・グループ(Ebm-papst Group)の工場は引き続き稼働していた。新型コロナウイルスの封じ込めに向けてドイツ全土で封鎖措置が講じられていた6週間の間も、同社は通常の8割の稼働率を維持していたという。ステファン・ブランドル最高経営責任者(CEO)が明らかにした。ドイツは現在、段階的に封鎖措置を解除している。ソーシャルディスタンス(対人距離)の確保やマスク着用の徹底、社員が感染した場合の接触者追跡といった措置が奏功し、工場の稼働継続につながった。同社によると、6700人の国内社員のうち、感染者は15人にとどまる。
独工場に学べ、コロナ封鎖中いかに操業続けたか
企業は早い段階から徹底した安全規定を導入した
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