「ついヤバいと言ってしまう」「自分の考えをうまく言葉にできない…」。
言いたいことがないワケではないのに、うまく言葉にできない。あなたにも、そんな悩みはありませんか?
小学校から企業研修、さらには少年院まで、さまざまな現場で教えてきた小説家が教える、世界一やさしい「言語化」にまつわる授業。知ってしまえば、今は語彙力ゼロでも、話し下手でも、「自分の言葉」でちゃんと話せるようになれてしまう!
本記事では、子どもも読めて、大人も楽しいビジネス書『小学生でもできる言語化』から、著者の田丸雅智氏にヒントをうかがった。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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Q.東大に入る人が、幼少期にやっていたこととは?
――『小学生でもできる言語化』の中で、幼少期の思い出から、自分が本当にやりたいことを言語化するという箇所があると思います。そこには「工作が好きだった」とありますが、田丸さんは幼少期どんな子どもでしたか?
幼少期に夢中になっていたこと
田丸雅智氏(以下、田丸):たぶん落ち着きがなくて、うろちょろするタイプでした。アクティブで、好奇心は強かったですね。
インドア・アウトドアというより、「面白そう」と思ったら何でも飛びつく、みたいな感じでした。
あとは、やっぱり工作が好きでしたね。
たとえばテレビで見た「イライラ棒」(針金の立体迷路で、当たると反応するやつ)を見て、「あれ、自分で作れるんじゃない?」って思って。
市販品もあるけど買ってもらえないから、針金でコースを作って、たまたま手元にあった“電流が流れるか判定する実験キット”(付録みたいなやつ)を組み合わせて、当たったら電球が光る仕組みにして、自作してました。
オリジナルのコースが作れるのが最高で、めちゃくちゃ作ってましたね。
――親とか、誰かに「やりなさい」って言われたわけじゃなく、自分から?
田丸:そうです。勝手にやってました。
ただ、環境もあって。祖父が二人とも職人だったので、家に「作る」文化があったんですよね。
親は小学校の教員でしたが、母も手芸で服を縫って作る人だったし、父も木を切ったりして工作する人で、玩具も釘とかで作ってくれたりした。
そういう環境だったから、自然に自分も作ってたんだと思います。とにかく楽しかった。
あと、友人が「ルアー(釣りの疑似餌)」を作っているのを見たときに衝撃を受けて、「それ自分で作れるの!? やばい、俺も作りたい。教えて」ってなって、そこから夢中で作ってました。まあ、僕の場合は雑なんですけど(笑)。
自分で試行錯誤するのが好き
――「自分で作る」って、分からないことも多いし、確実に試行錯誤しなきゃいけないですよね。親に聞いたり友達に聞いたりしてたんですか?
田丸:親に聞いた記憶はあまりないですね。
先にやってる友達がいたら少しは聞いたと思いますけど、基本は自分でやるのが好きなんです。
悪く言うと、特に最初のうちは成長が遅い。聞けば一発で済むのに、自分でグズグズ試すから。
でも、その試行錯誤自体が楽しいんですよ。
勉強も同じで、自分で学んで、自分に足りないものを見つけて、実行して、できるようになっていく。
「なかったものが作れる」「自分の能力が耕されていく」感覚が好きで、今も好きですね。
――それ、相当すごいですよ……! 子どもの頃の違いが、田丸さんの経歴にもある東大につながったりするんだなって感じました。特別な教材がいるわけでもなく、自分で考えて試行錯誤してみる経験こそが、子どもの自覚のないままに知的好奇心を育てていくのかもしれませんね。
(本記事は、田丸雅智著『小学生でもできる言語化』の著者インタビューです。)









