やりたいことはとくにない。毎日ただ仕事・家事をしているだけであっという間に1日、1週間、1カ月が過ぎている。「私の人生、このままでいいのか?」――そんなふうにふと、人生を立ち止まりたくなった人におすすめの1冊がある。書籍『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著) は、「世間から見た成功」ではなく「自分にとっての成功」を軸に、1度きりの人生を心から満足のいくものにするための1冊。本書の発売を記念して、ライターの照宮遼子氏に寄稿いただいた。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

人生がうまくいく人と、いつまで経っても何も変わらない人の「決定的な違い」とは?Photo: Adobe Stock

「何かきっかけがあれば人生はよくなる」と思い込んでいた

30歳のとき、私はずっと何かを待っていた。

宝くじが当たったら。
彼氏が結婚してくれたら。

何かが起きて初めて、人生が動き出すと思っていた。

公務員として安定した毎日を過ごしていたが、仕事にはおもしろみもなく、上司との関係は最悪。

「ここではない」という感覚だけがじわじわと積み重なっていた。

でも、プライベートは悪くなかった。趣味を通じて出会った彼氏がいて、そのコミュニティには友だちもたくさんいた。だから自分が変わる必要はないと思っていた。

ただ漠然と、「大きなきっかけさえあれば人生は変わる」と思っていた。

救世主を待つように、誰かが、何かが、私を変えてくれると信じていた。

人生を変えるのは「きっかけ」ではない

行動心理学とリーダーシップを研究し、これまで5万人以上と関わってきた池田貴将氏は、著書『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』でこう述べている。

「運がいい人がいるのではなく、真実は、『今日の選択』によって、『明日の自分が有利になるか、不利になるか」が決まっているだけなのです。』――『人生アップデート大全』より

当時の私は逆のことをしていた。

将来に漠然と不安を感じていたのは、「今の環境が悪いからだ」と思っていた。

うまくいっている人を見ては「あの人はきっと運が良いんだろうな。うらやましい」と心の中でつぶやくだけだった。

自分では何も動こうとせず、いつか訪れる「きっかけ」をただ待っていた。

でも本当は、待っている間も選択をしていた――「動かない」という選択を、毎日繰り返していたのだ。

「このままではいけない」と覚悟を決めたら、人生が動き出した

その後、結局仕事を辞め、彼とも別れることになった。

結婚できると思っていた未来は叶わず、30歳でニートになり、どん底だった。

「このままではいけない」と思い、初めて自分で動き始めた。

海外に出たり、上京して就職したり。きっと傍から見れば、遠回りに映ったにちがいない。

でも今、フリーランスとしてやっていけている。

「今日の選択」に目を向けることが、人生を変える最短の道

振り返れば、過去の選択はどれも間違いではなかったのかもしれない。

ただ、本書に書かれているように「人生はどこからかもたらされる幸運によって決まるのではなく、『日々の自分の選択』によって決まるのだ」ということを知っていたら、もっと早く動き出せていたかも、と思うのだ。

きっかけを待つことをやめ、「今日の選択」に目を向けること。

未来はいつも、今日どんな選択を積み重ねていくかで決まっていく。

本書は、そんな「人生を変えるための小さな習慣」を教えてくれる一冊だ。

(本稿は『人生アップデート大全』に関する特別投稿です)