先月21日、ジェットブルー航空65便はニューヨークからニューメキシコ州アルバカーキに飛んだ。座席数200のエアバスA321機に乗り込んだ乗客はたった7人。直行便を運航しなければならない理由はなかった――帰りの便に予約していた人たちを除いては。帰りの便の予約客6人は全員、新型コロナウイルス対応のためにニューメキシコからニューヨークに向かう医療関係者だった。それを知ったジェットブルーの運航チームは欠航にするべきではないと判断した。座席がガラガラなのになぜ飛行機を飛ばすのかと疑問に思っている人は多い。現金や燃料を無駄にして、会社の価値を傷つけているように見えるが、航空会社はそれを分かっていないわけではない。