ニュースサイト「アジア・タイムズ」の論説記事は、足元の米中関係の緊張を招いた張本人を誰だと考えているか、完璧なまでに明確にした。記事の見出しは「トム・コットンが対中攻撃を主導」。その人物はトム・コットン上院議員(共和党、アーカンソー州)。実際に新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)では、中国の行動を批判する急先鋒に立っている。コットン氏はインタビューで、今回の危機によって露呈したと考える中国の実態、もしくは米国がどう対応すべきかについて、言葉を濁すことはなかった。「米国においてもアジア諸国においても、これまで以上に多くの人々が、中国はパリア国家(国際社会から孤立した国家)でありパリア国家として扱うべきだと考えるようになっている」
コロナ禍「対中報復計画」 強硬派米議員が存在感
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