米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)や米飲料・食品大手ペプシコなど大口広告主の間で、テレビ向けの出稿を見合わせる動きが広がっている。50年来の業界の慣行が試練にさらされている。放送局やケーブル局向けのテレビ広告は、新型コロナウイルスの流行を受けた当初数週間に減少したが、それ以上の落ち込みは免れている。約420億ドル(約4兆5000億円)相当に上る全米テレビ広告の大部分が、新たなテレビ番組が始まる9月よりかなり前の段階で結ばれた契約に縛られているためだ。この「アップフロント」契約では、コロナ流行で打撃を受けた広告主が将来の出稿を見直す最初の機会が5月1日から始まった。企業は7-9月期(第3四半期)の広告支出について、最大50%をキャンセルすることが可能になる。
コロナでテレビ広告見合わせの動き、米企業が大幅削減も
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