米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)や米飲料・食品大手ペプシコなど大口広告主の間で、テレビ向けの出稿を見合わせる動きが広がっている。50年来の業界の慣行が試練にさらされている。  放送局やケーブル局向けのテレビ広告は、新型コロナウイルスの流行を受けた当初数週間に減少したが、それ以上の落ち込みは免れている。約420億ドル(約4兆5000億円)相当に上る全米テレビ広告の大部分が、新たなテレビ番組が始まる9月よりかなり前の段階で結ばれた契約に縛られているためだ。