「『☆1』を見るのはやはり精神的にこたえるので……」(作家)

「見たほうがいいのかもしれないが、真剣に見てしまうと継続的な創作に差し障りがある」(作家)

「知人から『こんなレビューを書かれていたよ!』と低評価レビューのスクショ(スクリーンショット)が送られてきたことがあるが、本当に寝込むのでやめてほしい」(ライター)

 書き続けるというのは孤独な作業だ。評価の高いレビューは励みになるが、そうではないレビューはモチベーションの減退にもつながる。締め切りの迫る中で、わざわざ自分の士気を下げたいと思う書き手もなかなかいないのかもしれない。中にはこんな意見も。

「ネット上のレビューは、2000年代と2010年代では質が変わったように思う。昔は一部の本好きだけが書き込んでいたが、インターネットが普及するにしたがって、レビューの質が落ちたように感じる」(ジャーナリスト)

「内容よりレビュー数」と
いう編集者も

 一方で、著者よりもレビューをチェックするのが編集者。手掛けた書籍については、確認しないわけにはいかない。彼らはどう思っているのだろう。

「そもそもファンの人は読者カードに記入したり、手紙を書いて送ってくれることが多い。読者からの手紙は著者に必ず渡しますが、ネット上のレビューについて著者と話すことはあまりないかもしれません。

 とはいえ、もちろん、編集者はネット上のレビューをチェックしています。早いと発売当日にレビューがつくこともあり、すぐに反響が確認できるのは良いです。ただすぐに短文で『☆1』など極端に評価が低くつく場合は、アンチによる評価をおとしめるための書き込みである可能性が高い。ああいうのは困りますね……」(編集者A氏)

 当然の話ではあるが、本を売りたい編集者からすれば、低評価レビューは頭の痛いもの。ただ、中には「気にならない」という編集者も。

「作り手側からすれば、ちゃんと読んでレビューしているのか、読まずに想像で書いているのかはすぐにわかります。韓国関連の本など、特定のジャンルの本はレビュー欄が荒らされることがありますが、『つまらない』『プロパガンダだ』など、特定の用語を使いまわしているだけで、書籍の内容には触れていないことが多いです。こういった低評価を気にする必要はないと思っています」(編集者B氏)