1666年に腺ペストが欧州で流行した際、英イングランド地方のイーストミッドランド地域のイームという小さな村の住民たちは、近隣のコミュニティーを守りたいと考え、自ら隔離措置を取ることを選択した。1667年11月にロックダウン(都市封鎖)が解除された時点で約800人の住民のうち260人が死亡していた。しかし、隔離措置は機能し、疫病は封じ込められた。2020年初頭、中国湖北省の交通の要所で人口1100万の武漢市で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がまん延した際、同市は76日間にわたってロックダウンを行った。大きな困難の中で同市は多大な犠牲を払い、中国と世界を防衛するための強力な最前線を築いた。