新型コロナウイルス感染症した数千人の患者に対し、回復期の患者の血漿(けっしょう)を投与する治療を行った結果、安全だとみられることが分かった。今後の研究と治験(臨床試験)に対する道筋がついた格好だ。  メイヨークリニック、ミシガン州立大学、ジョンズホプキンス大学の研究チームが回復期患者の血漿を注入された入院患者5000人を調べたところ、輸血による副作用が少なく、死亡率も過度でなかったことが判明した。  この研究は、生命科学分野の査読前・出版前の論文を公開するプレプリントサーバー「MedRxiv」に14日掲載されたもの。