ソフトバンクグループは保有するTモバイルUS株のうち約200億ドル(約2兆1460億円)分について買い手を探す予定あることが明らかになった。長年続けてきた米携帯電話セクターへの投資を削減することになる。事情に詳しい関係者らによれば、現在、米金融大手ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー・グループなどが買い手を探している。売却が実現すれば過去最大の株式取引の一つとなる見込み。ソフトバンクは直近でTモバイルUSの普通株を25%近く、ドイツテレコムが44%を保有。米国で3番目に大きい携帯電話サービス会社であるTモバイルUSの時価総額は1250億ドルを超えている。現行の計画によれば、ドイツテレコムはTモバイルUSの保有株式比率を50%超に高めるまで株式を買い入れる権利が付与される。これはウォール・ストリート・ジャーナルが18日に報じていた。一方でソフトバンク側は保有するTモバイルUS株のほとんどを数年にわたり売却できない合意が結ばれていたが、それが認められることになると事情に詳しい関係者らは述べた。
ソフトバンク、TモバイルUS株200億ドル分を売却へ
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