テレワークテレワークでは、とにかく相手を「不快」にさせないことが重要です(写真はイメージです) Photo:PIXTA

テレワークを成功させるためには、「誰を顧客と考えるか」が大切です。そして、顧客と定義した人の心理を推察すること、また、見えない相手の状況を察知すること。この2つがあれば、たとえ離れた相手であっても仕事はうまくいきます。これまでも海外のプロジェクトリーダーは、テレワーク下で成果を出していました。日本のビジネスパーソンも今の状況をポジティブに受け止め、リモートでも成果の出る仕事術を会得しましょう。(カスタマーズ・ファースト株式会社代表取締役・代表講師、産業カウンセラー 片桐あい)

顧客を誰と捉えるかによって
仕事の質が高まる

 あなたは「顧客」というと、誰をイメージしますか?

 一般のお客様を相手にする方もいるでしょうし、法人を相手にする方もいることでしょう。でも、直接お金を支払う方だけがお客様ではありません。

「内部顧客」という言葉をご存じでしょうか?

 仕事は必ず誰かとつながっています。あなたの仕事をするために必要なインプットをくれる方もあなたのお客様ですし、あなたの仕事のアウトプットを利用してくれる方もあなたのお客様です。このように、仕事の前後にいる人すべてを顧客と考えれば、自然と仕事の質が高まります。