【パリ】フランスではかねてよりカフェやオフィスはもちろん、それ以外の場所でも、お互いの頬をつけてあいさつするのはごく当たり前のことだった。  この頬に2度キスをする習慣はフランス語で「ラ・ビズ」と呼ばれている。ラ・ビズはフランスの日常生活に深く浸透し、握手と同じくらい気軽に行われている。エマニュエル・マクロン仏大統領でさえ、公式訪問でフランスを訪れた外国首脳にラ・ビズであいさつをしている。2018年にドナルド・トランプ米大統領もこれに驚かされていた。