新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けて、濃厚接触者の追跡を支援するアプリ「Care19」が米ノースダコタとサウスダコタの両州で導入された。しかし、すぐに問題が浮上した。ユーザーが訪れた具体的な店について、時に不正確な情報が表示されていたのだ。衛星利用測位システム(GPS)と携帯電話信号やWi-Fi信号を使用して端末の位置情報を取得するアプリでは、そうしたことは珍しくない。しかし、サポートチームには複数のユーザーから懸念が寄せられた。開発者は、ユーザーはCare19が適切に機能すると確信が持てない限り使用せず、一方で接触者追跡アプリは使用する人が多いほど効果が高いことを認識した。